すぐ片づく「モノの指定席」つくり

粉調味料の片づけ2019.04.20

粉調味料(砂糖・塩・片栗粉など)の入れ物はどれがいい?

一人暮らしを始めた新社会人や学生さん、お勤めや学校になれましたか? まずは必要な生活道具を購入される頃では、と思います。

そこで、今回は粉もの調味料の容器についてお伝えします。 袋からスプーンで直接出しても使えますが、何と言って出しにくい。出す途中でこぼれるし・・・。やはり容器から出す方が楽。出し入れ(つまり収納)がラクにできると、チャチャっとお料理する気になりますよ

そこで、選び方。まずは、どこに置くと便利かな?と考え置き場所を決めます。そのあと、どんな容器にしようかな?と考えます。その場合容器は大きく分けて3タイプ。ついデザインで決めがちですが、意外に使いやすさに差が出るので参考にしてください。

 

❶上からフタを持ちあげて開けるタイプ

このタイプは、キッチンカウンターなど置くスペースがあれば、フタを取るだけですくえるので、使いやすさは〇
引き出しが深ければ、入れたまま使うこともできます。でもこぼさないように。

 

 

❷両手を使って開けるタイプ

容器を持ち上げ、フタを開ける時両手を使うので、ちょっと面倒。
密封性が必要なものだけに有効です。

 

 

❸取っ手付きの片手でパッと開けられるタイプ

もしも置く棚があれば容器を片手で取り出し、そのまま親指でフタの端を押せばパッと開くアクション数※は最小で、使いやすさは◎。

※アクション数とは出し入れが楽か面倒かを見える化(数値化)したもの。出し入れする時、使いたいモノが在る場所まで歩きますね。それは歩数。そして扉を開けたり、引いたりして取り出すまでの動作をアクション数としています。
「収納指数=歩数+アクション数」(飯田久恵考案)

例えば、砂糖をお鍋に入れる時、調味料がコンロ前から1mほど離れた場所にあり、さらに❷のタイプの容器を使っているという設定で想像してみましょう。調味料の場所まで3歩、❶タイプの容器を持ち上げ(アクション1)、両手を使いフタを開け(あくしょん2)、そのフタを一旦置いて(あくしょん3)、スプーンですくう(あくしょん4)収納指数は3+4で7.戻す時は、置いたフタを持ちあげてフタを閉め・・・出して、戻す、往復などで何歩も歩いたりアクション数が多い、つまり「収納指数」が多いですね。これでは出し入れがチョット面倒。なので「収納指数」は少ない程出し入れがラクなのです。

収納を考える時、①どこに置こうかな、②どんな入れ物がいいかな、この2点を頭に入れて収納すると、使ったらすぐ戻す!を実行できるので、片付いた部屋をキープしやすくなりますよ。

 

写真はよりパッと出せるように、吊戸棚の扉を外しました。(ビスで取り付けられているので外せます)

キッチンは少なくても食品の買い置きなどありますよね。置き場所がなければ棚の家具は必須です。次回は棚のお話をいたしましょう。